株主・投資家情報

INVESTOR RELATIONS

株主・投資家の皆様へ

ごあいさつ

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り
厚くお礼申し上げます。
さて、このたび当社グループの第46期
(2023年4月1日から2024年3月31日まで)が終了しましたので、
ここに事業の概況をご報告致します

代表取締役会長兼社長
青木 達也

株主・投資家の皆様へ

第46期の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの分類変更に伴う社会経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復が見られた一方で、海外景気の下振れが国内経済にも影響を及ぼすリスクになるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。

このような環境下において当社グループでは、それぞれの事業の自立化を推進し、多様性、環境適応性及び成長性を兼ね備えた「自己変革型企業群」の方針を引き続き重視し、売上・利益の確保に努めてまいりました。

これらの結果、当連結会計年度における当社の連結業績は以下のとおりとなりました。

売上高467億61百万円(前年同期比31.3%増)、営業利益24億36百万円(前年同期比66.8%増)、経常利益25億88百万円(前年同期比63.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億1百万円(前年同期比52.8%増)となりました。

第47期の見通し

国内経済については正常化が推進され食に関する需要拡大が見込まれるものの、不安定な世界情勢によるエネルギー価格や原材料価格の高騰及び、人件費の上昇、為替の変動など、依然として先行き不透明な状況が当面は続くものと予想され、個人を中心とした消費の下振れリスクは懸念されます。

持ち帰り弁当事業について、「ほっかほっか亭」では「つくりたてを‛さらに’速く。」をスローガンに、モバイルオーダーや各デリバリーサービスを推進することで効率化を図り、多様化の進む消費者ニーズにお応えしていきます。仕出料理事業では、新規顧客を獲得し売上増加に繋げるとともに、ECサイトからの受注強化を推進していきます。また、同業者との協業を通して業界でのシェアを一層拡大してまいります。

店舗アセット&ソリューション事業については、不動産売上高および売却粗利益は、大型物件の引渡しがあった2024年3月期との比較で反動減となる見通しですが、稼働店舗数をはじめとする事業基盤ストックの着実な成長が見込まれます。IT経営ソリューションビジネスにおいては、POSレジシステム「ninapos」について、洋菓子業界に加えて今後はベーカリー業界の市場開拓による収益の増加が期待できます。

物流・食品加工事業について、カミッサリー部門については既存取引の拡大と新規取引先の獲得に一層注力し、ますます稼働率が高まるカミッサリーの生産体制の改革と、次世代を見据えた管理体制の構築に取り組んでまいります。菓子製造部門については、急速に売上を伸ばした「干し芋」の売上が一段落する見込みですが、小売店専用商品(留め型)の営業提案を進めております。地方百貨店の閉店が相次ぎ、主力売場である百貨店地下食料品売場数の減少を踏まえ、海外輸出、アウトドア店向け行動食、ペットフード等、今までの販路にとらわれない、新規販路開拓を進めております。